テレビゲーム
「おおお?」
小十郎がまだ帰ってきていない時間。クロゼットを故あって漁っていたら、なにやら懐かしいものが出てきた。
「うわー、めちゃめちゃ懐かしいなこれ」
それは、何年か前に流行ったテレビゲームのハード機。非常に懐かしい。そして小十郎の物持ちのよさに感心するやら、似合わないと苦笑 するやら。
動くなら時間つぶしになるかな、と持ち出してみる。一緒に入っている小さい箱はソフトだろう。
「ソフトが渋い……」
囲碁、将棋、麻雀などのテーブルゲーム。街を育てるなどのシュミレーション、戦争シュミレーション系。RPGが幾つか。
アクションとか格闘系はねーのかな、とごそごそすると、配管工が主人公の、往年の大ヒットゲームが一本紛れていた。
「あ、これならできるかも」
わりに簡単だし時間つぶしにはもってこいだろう、と、早速テレビに接続する。
ピコピコ。ピコーン、ピコーン。
「お。おおお?」
ちゃららちゃららちゃららっちゃちゃー♪
「んー、Ah、ちょ、まっ」
ゴー。ゴゴー。ちゃらりちゃりら♪
「よしっ、1Up!」
やり始めると案外面白く、すっかり夢中になっている政宗である。
「ゴールの旗に飛びついた時、出てくる花火の数×1000点ですよ」
「OK!」
どん、どん、どん、どん、どん。
「よっし、5000Get!」
「おめでとうございます」
ぱちぱちぱち。
「……ん?」
ゴールして落ち着いたところで、はたと隣を眺めれば、なにやら楽しそうな顔で横に座っている男。
「小十郎?!お前いつ帰ってきたんだよ!」
「先ほどですが」
楽しそうでしたので、眺めておりました。
「ばっ、声かけろよ!」
思わず赤くなって叫ぶ政宗だが、申し訳ありませんとにこにこ小十郎が笑ってむぎゅ、と抱きしめてくれたので、それ以上は文句を言うの をやめる。
そんな訳であっさり放置されたゲーム画面は、配管工がスタート地点で所在なげだった。時間切れで、ミスの音が高らかに鳴るまで。
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MOON'S AQUAの皐月さまに日誌で5000ヒットをお祝いしていただきました♪
ちなみにナガノもミズキもこのゲームははじめの栗でやられたり、方向キーでなくてコントローラーを動かしたりさんざんです…orz
(20100306)
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