3日。キモチ、すれちがい?
「ただいま戻りました」
玄関の方から声が聞こえて足音が近づいてくる。政宗はノートとにらめっこしていた顔を上げた。
居間の戸をあけて小十郎が入ってくる。おかえり、と声をかけると目の前に紙袋を差し出された。
「先月チョコレートを頂いたお礼…というわけではありませんが、可愛らしかったので」
苦笑してそういう小十郎の顔から紙袋に視線をうつして、受け取った。口のなかでもごもごと謝意をつぶやく。心拍数がはねあがった。
…しかし見間違いでなければ、紙袋は地元ではわりと有名なかまぼこ屋のもの。
少し不審に思いながら政宗は包みをあけた。
† † † † † †
寒いが天気の良い夕方。夕焼けで空が真っ赤に染まっている。
…その夕焼けにそぐわない屋上の風景。
「猿……なんか俺、色々自信がなくなってきた…」
ため息をついて体育座りをしている政宗に、いつもの雰囲気はなく、その様子を見た佐助はつられるようにため息をついた。
「あのさ、竜の旦那…、お返しはまた別にあるかもしれないしさ…、本当に可愛いってだけでお土産に買ってきたんだよ…多分」
昨夜、政宗から送られてきたメールに添付されてきた画像を思い出しながら佐助は言った。
画像に写っていたのは、派手な色彩のおひなさま…が描かれたかまぼこ。
大体、政宗からのバレンタインデーの贈り物だって板チョコだったのだ。
しかもそのチョコは有ろうことかそこに居合わせた成実や綱元と分けるために目の前で割られたというではないか。
キモチが伝わってないのでは?と考えるのが妥当だった。
右目の旦那も何でこんな微妙な時期にこんな微妙なお土産を「先月のお返しというわけではないんですが」という微妙な言い訳つきで渡したのかと思わないでもない佐助だった。
はっきりと結果がでる10日後までこんな風かと思うと自然と再びため息が出た。
「あ〜。やっぱガー●じゃねぇと駄目なのか…」
落ち込みすぎてわけのわからないことをつぶやき始めた政宗に佐助は本気で眩暈を覚えた。
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本当は3日か4日あたりにうp予定だったのに寝てばかりで駄目でした…ううう。
小十郎さんはちゃんと14日にお返しをくれるんだよ、多分。
そしてこの話の一番どうしようもないところは、ネタが実話ってことでしょうね…( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。
(20100306/ミズキ)
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