ひかぺー
恋人同士で行くと別れるとか、受験生が見に行くと落ちるとか…いろいろジンクスは有るけれど今年も2人はいっしょにやってきた。
真ん中に彫刻が並ぶ大通りは4列の欅に電球がつけられていて光のトンネルのようだ。
寒がりのくせに点灯する瞬間を見たい、初日がいいと言い張り点灯する随分前から待っていたので主の顔はいつもより白くて鼻の頭と頬だけが赤くなってしまっていた。
顎の辺りまでぐるぐるとマフラーを巻きつけた主が白い息を吐きながら言う。
「今年も1つだけピンクの電球があるんだと」
「そうなんですか?」
「見つけると幸せになれるんだ…って、まぁ信じてるわけじゃねェけど」
そう言いながらもキョロキョロと忙しく動く主の一つ目を小十郎は楽しげに見やった。
「あ」
小さく声をあげて小十郎を見上げた主はニヤリと不敵に笑った。
小十郎が大好きな笑顔。
「I found it!」
「それはようございました」
「何処にあるかは秘密だ」
「…小十郎も見つけておりますから」
そういうと少しすねたように口を尖らせる。
年齢よりも幼く見える主をみて小十郎は微笑んだ。
目の前に、60万個の光よりもピンクの光よりもしあわせなひかりを。
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SENDAI光のページェントネタ…バカップル万歳!(言い逃げ!)
(20091210/ミズキ)
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