かぼちゃちょうちん
「Hey、小十郎!」
小十郎の趣味である畑仕事の場に政宗がやってくるのは別段珍しいことではない。
草取りをしていた小十郎は声の方に向き直り頭を下げた。
「南瓜ねェか?」
「南瓜、でございますか?」
そう言って小十郎は記憶を探る。先日収穫したものがまだいくつか有ったはずだ。
「大量に、はございませんが多少は」
「Good!!大きめのを2つくれ」
政宗がこういう声音で言うときは絶対に何かあると長年の勘が告げていた。南瓜の煮つけを作るとかそういう用途ではあるまい。そういえば今日はなにやら紙も持っている。
「…その前に、1つお聞きしてもよろしいか?」
「Uh…なんだよ?」
「南瓜の煮つけを作るわけではありますまい?」
「Ah〜『Jack-o'-lantern』っていうやつを作ってみたくなってな」
「じゃっく……?」
「まぁわかるようにいうと『南瓜の提灯』ってやつだ。外つ国の秋祭りで飾るんだと」
「はぁ…」
顔中に疑問符を貼り付けたまま小十郎が曖昧に相槌を打つと政宗は持ってきていた紙を広げて見せた。南瓜に目鼻のような穴がいくつか開いている絵だ。
「……これはまた面妖な…!」
「な?Coolだろ?」
「…………」
小十郎は常々政宗の美意識とか言うものを尊敬していたが、たまにお互い相容れないことがある、今がまさにそれだった。
「お前が丹精込めて作った南瓜だ。中身はくりぬかなきゃなんねェが決して無駄にはしない!」
そう言われてしまうと断れない小十郎だった。
ちなみに後日「Jack-o'-lantern政宗version(眼帯付)」と「Jack-o'-lantern小十郎version(頬傷付)」が仲良く並べて飾られたとか飾られなかったとか。
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計らずながらもちょっとネタが被りました…まぁ企画ものと言うことで一つ…orz
(20091009/ミズキ)
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