ぐるぐるブランケット
もう外はすっかり明るい時間。
布団の上でごろごろところがっていられる至福を 感じながら政宗は傍らの小十郎をちらりと見上げた。
「……今日は一日起き上がれそうにねぇから…ah〜急病ってことにしといてくれ
、you see?」
「…承知」
けだる気に頷く政宗のはだけた夜着から覗く胸もとや首筋にはそこここに紅い跡
。
普通に着物を着付けても首筋の跡は覗いてしまうだろう。
虫さされと言い訳す るにはすでに奥州は涼しすぎた。
今回は自分が原因なのでいつものように小言を言うわけにもいかず、小十郎はうなだれた。
次は絶対に見える場所にはつけないと密かに小十郎は決意した。(しかし全くつ
けないではない、あくまで見えない場所につける気なのだ。)
「あ!それとな!」
もうひとつ、と政宗がにやりと笑って付け足した。
「小十郎の首のうしろにも1つだけ跡があるから うつむくと見えちまうかもな」
反射的に小十郎は自分の首に手をあてた。いつも冷静な小十郎のそんな反応が興
味深かったらしい。政宗の表情はにやり笑いから満面の笑みへ。
「今日はあきらめてoffにしちまおうぜ〜。」
2人で布団にぐるぐる巻かれて、と。
満面の笑顔の政宗と対象的に苦虫を噛み締めたような小十郎。
「…仕方有りませんな…」
小十兄は大概梵に甘いよな!と成実あたりには言われるだろうが仕方がない。今回は戦略的なんとやらだ。
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これでも難産な商品名お題の中で1番目に書きあがりました…。
(ミズキ/091122)
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